桜追いは西上州の奥の奥、南牧村まで。
下仁田あたりはもう散っているけど、南牧はちょうど良いところ。
お堂の石塔には昔の庵主のものもあり、信州との交流を物語っていた。
しだれ桜。
なんたって緑。
林の中を歩きたいと思って出てきたものの、問題はこの小糠雨。
目的地は諦め、走らせている車の窓にこんもりした林を見つけ、途中下車。
まずピンポン!
上佐鳥町 春日神社の社叢。
鎮守の森。
柿の葉の浅緑も。
大欅。
社殿を天蓋で覆うように聳える。
太々神楽で著名な神社。
緑の空気、呼吸。
ぐんま地域文化マップ(クリック!)。
名所中の名所で、時期になると善男善女(?)大集合。
結論的に言えば、まだまだです。
お天気にもよるけど、GWのころかな、と思います。
まだ蕾硬くて、例の丘の草も野焼きのあとに緑も萌えず、春まだ浅し。
諸氏に先駆けて、偵察のご報告まで。
夢寅 拝
曇り-雨の予報だったが、けっこう日が出てきている・・・ラッキー!
というわけで、
北毛桜偵察行。月夜野矢瀬親水公園。
群馬の北の方。
高度上がっていくと、まだ梅の花が盛りで、桜の気配なし・・・。
一山越えて降りていくと、今度は桜満開だったり。
谷川岳の猫耳が白く大きく見えるエリア。
月夜野矢瀬親水公園。
桜、満開。
連翹の黄色と桜の薄紅色。
国指定史跡「矢瀬遺跡」あり。
「矢瀬遺跡」クリック。詳細は上記HPに譲るとして、水のある祭祀の場、そしてその水が今でも湧いていることに感動。
何度か来ているのだが、今回「四隅袖付炉」の展示資料施設を見て、想像力を刺激された。
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中之条、安市。
まあお気に入りの中之条だから、箕郷町から榛名を越えて一気に走る。
山越え。
市は出店少なく、ちょいさびしい。
「tsumuji」にはヒト来ているが、市自体は趣向を考えないと・・・。
ついつい中之条が好きなので、その分一言あえて呟く。
林昌寺。
枝垂れ桜、チェック。
今年も咲いてくれた。
古木だから、勢いより風格。
格。
犬さん、ちょっと遠くから挨拶。
これは山越えの道でふと見つけた「菊咲一華」。
法峰寺。
箕輪城の水曲輪。
桜も確か良さそうとターゲットしていたが、ここまで良いとは思わなかった。
ワクワク。
ドンピシャ、ビンゴ!
今日がジャスト。
お大風が午後から吹いたので、花散らし。
今日は完璧なタイミングだった。
観音堂のある峰を本堂前から見る。
桜吹雪く。
今日つくづく思ったが、椿も実にきれい。
それも種類がお好み。
品の良い椿。
椿偏愛派としてはもうこの時期の法峰寺は要チェック、来年のφ(..)メモメモ。
観音堂の参道にある桜の巨樹。
老木だが元気。
瘡の王。
十二単。
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山上城址公園も定番中の定番。
今年直近では2月に来て、椿の咲き始め・蝋梅を見ていた。
春。
落ち葉カサコソだった二の丸-三の丸の空堀も、深緑と若葉、向こうには桜が満開のトンネル。
菫。
椿3連荘。
気温は20度を越え、初夏を思わせる。
埼玉に行くのも久しぶり。遠出も心理的にはばかられるようなこの1月。
朝、地震あり。余震というけれど、いつまたどこで大震災が発生しても不思議じゃないし、いまだ無理筋の安全デマにしがみついて動かしている原発がより怖い。
「日本大変」。
雉さん、春の陽のもと、@work。
うつくしま ふくしま。
東北。
3/11以降の日本。後出しのレベル7宣言。
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「お花見休暇で、次は神川町 原邸別荘庭園(天神山)@2010年」(クリック!)でも書いているけど、4月いっぱいの限定公開。
いつ見てもスゴい。
クリックから辿ってもらうと、2007年が最初の訪問。
春の楽しみ。
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藤岡市 白石稲荷塚古墳。
この古墳の墳丘頂上部の桜はまさしくフォトジェニック。
ここも定点観測ポイント。
桜の木の下の紫の花大根の群れが、出来すぎと思えるくらい、写真映りが良い。
撮影時の禁止項目としては、この樹の下に長時間佇んではいけないこと。
他のカメラ撮る人のじゃまになる(笑)。
そのくらい、人気の場所だということ。
藤岡市 白石稲荷塚古墳は史跡としても貴重。
群馬藤岡白石古墳群の中でも、格段に大規模。
桜は現在盛り。
木曽三社神社は現在は渋川市、旧北橘町の古い神社。
元々は湧玉、赤城の伏流水が湧き出る泉が祭儀の対象だったと思われる。
山襞の底に降りていく形で、石の階段は急降下。
そのものずばりの「瀧之宮」の額。
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湧玉。
この豊富な湧き水が有り難い。
もくもくと砂を吹き上げるように湧出。
冷たい水は、水路を経て下の田畑を潤す。
水路に落ち椿流れる。
桜、5分咲き程度。
でも椿が盛り。
高崎 山名の「水仙古墳」(クリック!)見つけてからちょうど一年。
水仙花盛り。
山名古墳群の一つ。
薬師様(?)の石像が安置されている。
山名丘陵。
遠くの山々。
烏川。
そして小さな円墳の上に、手作りっぽいブロック積みの祠。
山羊さんファミリー。
数年前から、畑の除草で活躍中。
冬が終わったので、そろそろ活動再開の時期のはず。
ちょっと覗く。
仔山羊が2匹生まれていた。
生まれてまだ2週間。
元気、元気、ひたすら元気。雄と雌の仔山羊。オスはハチャメチャ元気。
お母さん山羊、
「これこれ!」「まったくも~~」お父さん山羊、寝てばかり。
時折、曲がった角をうまく使って、背中をかく。
角の角度をうまく使うところが貫禄。悠容。
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この賢そうな山羊さんも、もうすぐ子供生まれるとのこと。
山羊小屋の屋根に猫さん。
「この畑の野菜にも放射性物質降るのだろうか?」
「怒!まったくも~~」
一気に気温上がり、昨日まではやっと綻んだかな、という感じだった桜が一斉に咲く。
前橋 竪町 神明宮。
前橋人は「オシンメサマ」と呼ぶ。
しだれ桜。
古い額。
群馬県十二社寺といえば、戦争中 出征兵士にお守りを持たせるべく、町内の人たちが自転車部隊を編成して、県内の十二の社寺をお守りを受けるため分散して廻った、という郷土史の記事を思い出した。
街中なのに広い境内。池もあり、弁天様が祀られている。
池の端には蕨。
池には亀さん。
桜。匂い立つ。
しだれの桜の桃色、青空に映える。
「早い桜」というのは、桜の種類を尋ねたとき、近くの田で耕作していたおじさんが、ポキリ答えてくれた桜の呼び名。
そう、大事なのは名前ではなく、この桜の存在そのもの。気持よさ。
ということで、「早い桜」。
ひ~よ、ひ~よ。
まあ、鵯(ヒヨドリ)の事なのだが・・・
ひ~よ、ひ~よ。
歌っているのか、呼んでいるのか、いずれにしろ 「♪ひ~よ、ひ~よ」。
さてさて 春。
チェルノブイリの影を意識のうちに引きずりつつ、かつ日本中に拡散・降下する放射性物質に怒りを感じつつ、その分とりわけ今年の花の色が目に沁みる。
超定番、定点観測ポイント=「安中 海雲寺」さん。白木蓮の聖地。
椿もすごいけど。
招福観音。招き猫の寺。
今年も咲いた。
青い空に白木蓮の豪奢な花。
午前中 前橋市内で所用、市内の白木蓮は盛りを過ぎてきているような・・・。
こりゃヤバい、と午後「安中 海雲寺」に車走らす。
鐘楼の前に白木蓮の巨樹。
馥郁たる香り。
咲きたての白木蓮の匂いはもう甘くて・・・。
でも媚びた甘さではない。
この時、この場はこの香りと花をただ思うのみ。
長い時間を、花の下で過ごした。
イベント情報を検索してみると、どこもかしこも「中止」ばかり。
春祭りのシーズンなのに、自粛・自粛。
刷り込みCMの気持ち悪いほどの繰り返し(テレビはろくろく見ないけど・・・)。
昔から守ってきた伝統行事、こんな時にこそ当たり前に淡々と守りたい。
五穀豊穣・子孫繁栄・病疫退散・・・
当たり前の人々の願い、祈り。
ヒトの営みの基本。
天の岩戸の前で踊る「天の細目の命」(アメノウズメだと思うけど)
天岩戸(あまのいわと)by wiki(クリック!)。手力男の命。
天の岩戸にひきこもった天照大御神、太陽も隠れてしまった。
岩戸の前で神々が集まって饗宴を開き、ヒッキーやってるの天照大御神を引き出すべくあの手この手。
アメノウズメの踊りの後、アメノタヂカラオが岩戸を広げ開き、ちょっと顔出して覗いたアマテラスを引っ張り出す。
これが再生した太陽の象徴。
岩戸を開いた~~~。
岩戸廻し。
開いた岩戸を手にして、アメノタヂカラオが踊る。ウィニング・ラン。
これこそ祈りじゃないかなと。
3/11大震災と原発チェルノブイリで一億総欝で天の岩戸に引きこもり状態のこの国、自粛・自粛で萎縮-負のスパイラル。
いまこそ天の岩戸を開きたいものだ。
邪気を祓い、鎮め、再生と人びとの営みの穏やかな連続を祈るお神楽。
地域=ムラとクニのシンドい時、人びとは集い、祈り、再生と希望を互いに確認したんじゃないかな、と思った。